フッ素は歯の質を硬くし、むし歯になりにくい歯にしてくれます。
特に生えたばかりの歯には効果的だと言われています。
ただし過信は禁物。
汚れがひどかったり、甘いものを多く摂りすぎるとフッ素を塗っていても、むし歯ができてしまいます。きれいな歯ではじめてフッ素効果が高まります。
よくある質問(Q&A)
- フッ素って何?
- フッ素は歯にどんな効果をもたらすの?
- 口の中の細菌にはどんな影響を与えるの?
- フッ素を多く含む食品には何があるの?
- フッ素は身体の中に入っても安全?
- フッ化物を使っていれば、歯みがきしなくていい?
- フッ化物歯面塗布って?
- 子どもはいつ塗るといい?
- フッ素って何?
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地球上で17番目に多い元素で元素記号は「F」
土の中や水の中に含まれています。自然の状態ではフッ素単体で存在することはまれで、私たちが利用しているのは、ほとんどがフッ化物です。フッ素(フッ化物)には酸に溶けにくい強い歯を作る働きがあり、世界各国でむし歯予防に利用されています。
- フッ素は歯にどんな効果をもたらすの?
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フッ素が歯の表面のエナメル質に取り込まれることで、主成分であるハイドロキシアパタイトの構造がよりしっかりと安定します。これによって歯の質が丈夫になり、酸に溶けにくい歯がつくられていきます。特に生えたばかりの歯は、たくさんのフッ素を取り込みやすい性質がありますので、子供のうちからフッ素による予防を心がけるといいでしょう。
また、唾液中に含まれるカルシウムイオンやリン酸イオンと一緒に、酸に攻撃された歯の表面にくっつき、再石炭化を助けて脱灰部分を元に戻そうとするはたらきがあります。
- 口の中の細菌にはどんな影響を与えるの?
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細菌は糖を取り込み、分解してエネルギーをつくります。
フッ素は糖を分解する酵素(エノラーゼ)のはたらきを邪魔する性質をもっています。これによって細菌の活動は弱まり、お口の中で酸がつくられない良い環境になるのです。
- フッ素を多く含む食品には何があるの?
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フッ素は緑茶やワカメ、エビ、イワシなどの海産物に多く含まれています。ただし、むし歯予防のために食品からフッ素を摂るだけでなく、歯科医院でフッ化物を塗ってもらったり、フッ化物入りの歯みがき剤を使うほうが効果は高いのです。
- フッ素は身体の中に入っても安全?
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フッ素は食品中にも含まれており、私たちが普段から身体に取り入れている必須栄養素の1つです。
もちろん誤った使い方をすれば身体に害を与える場合もありますが、これは他のどんなすぐれた医薬品でも同様です。
正しい使い方をすれば何ら問題はありません。
- フッ化物を使っていれば、歯みがきしなくていい?
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フッ素は歯を強くしますが、歯みがきでプラークをていねいに取り除くことはむし歯予防には大切です。
- フッ化物歯面塗布って?
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フッ化物を直接、歯の表面に塗ることをいいます。
小さい綿にフッ化物をしみこませて塗る方法と、スポンジにフッ化物ジェルをのせて歯で噛み込む方法があり、プロフェッショナルケアの一環として行なわれています。
効果を高めるためにも、定期的にフッ素塗布を繰り返しましょう。
- 子どもはいつ塗るといい?
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ベストなタイミングは、乳歯が生えてくる時期や生え変わりの時期です。生えてきたばかりの歯は弱くてむし歯になりやすいので、早めに抵抗力をつけてあげることが大切です。
また、3カ月~6カ月に1日ずつ歯のクリーニングと同様にフッ素を塗るとより効果があります。